ル・コルヴィジェのように本をたくさん出版していなかったのが
今日の評価の低さにも繋がっていると思う。 プルーヴェと親交のあったベルギーの教授の弁でスタート。 先日あったシンポジウム フランスが好きな人ならとっても楽しいプレゼン聞かせて頂きました。 特にリチャード・ロジャースの事務所に勤務していた手塚貴晴氏の口から出てくる バックミンスターフラーとジャンプルーヴェの対比。 先を行くアメリカとそれを追うフランス。 全て自分の発想から作り出すバックミンスターの発明品 に対して発送をクルマや飛行機からインスパイアされてたプルーヴェ。 50年代のアメリカに対するフランスの過剰なまでの合理性を求める姿。 それはイギリスでもアーキグラムが出てきたり。 コンコルドであったりフランスでのシトロエンだったり。 といったプルーヴェからフランスの文化の精神性みたいな所まで 普段漠然と考えていること理路整然と合理的に話されていました。 フランスが好きな人はやっぱり機能的な人より合理的な人が多いみたい。 モジュールを用いた建築システムでレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが ポンピドゥー・センターのコンペを勝ち取ってプルーヴェの精神はどんどん引き継がれていくという有名な話、 ロジャースの事務所にいた方から聞くとその時代の移ろいに立ち会えたみたいで。 20世紀の頃は秀逸な機能が生み出されても精度がそれに追いつかず 故障してしまうフランス製のものたち。 そんな考え方ももう過去の遺物となりました。
by helenanoguerra
| 2005-11-21 01:36
| PARIS
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