(500)Days of Summer

e0032988_0462845.jpgボタンダウンのボタンを外しカーディガンを羽織り
レジメンタル・タイをして仕事帰りに、
昔の誰かを見るようにスクリーンを眺めてました。

この映画を見て卒業旅行でアメリカの西海岸へ行ったことを思い出し。
映画”卒業”にかけてダスティ・ホフマンが通う大学の街へ行き
ニューシネマのような街の色が気に入り、学生気分でレコードばかり見てました。

エレベーターのシーンでしていたWeSCのヘッド・フォンは
装着しているバランスがよくて好きだとか。
こんな風にヘッド・フォンから漏れる音でオンナのコに曲名を当てられた
同じ甘い記憶をたどってみたり。

トリュフォーのようなスマートなカット割りや
コッポラのコヤニスカッツィのような微速度撮影。
たくさんの大好きがコラージュのように重なり。
映像表現のスタイル自体が主人公の心を表しているようで。

ずっと持ってるはずの男の子の理想や大事にしていた気持ち。
オンナのコの気持ちはわからないまま進んでいく
現実みたいな話の展開が甘酸っぱくて。

ストーリーがふたりの一日というシーケンスに区切られ
その一日のファイルを前後でたらめに再生するフィルム。
記憶もこんな風に時間軸とは別に一日のフォルダーごとにあたまの中で整理され
データーのように記録として残る。
結末がどうであれ途中のフォルダのなかの素晴らしい断片は
前後に関係なく鮮やかさを放っている。

すこし前、友人に”死んでしまう直前
どこで自分の一生が幸せだっかを感じられるかは
たくさんの素晴らしい思いや記憶がたくさん思い出せることかもね”
なんて言われたそんな美しい瞬間が垣間見れ
これからに繋がるボクらのニュースタンダードな
素敵なボーイミーツガール。
by helenanoguerra | 2010-01-26 01:00 | PARIS
<< ECHIRE CANNONDALE >>