CANNONDALE

e0032988_23583163.jpgイメージチェンジ計画の下
10年も前に手に入れた自転車は
少し角度を変えてみようとアメリカ製を衝動買い。
ロードレースのフランス製SUNが
ずっと欲しかったはずだったけど。

昔のフランス車のふわふわした乗り心地は
アメ車を目指していたというのと同じように。
フランス人のアメリカへの憧れとかなんとか
自分に言い聞かせていたこと
コカコーラにレモン絞って飲んだとき思い出したり。

ひさびさに街を走ると
雑誌の街角スナップに声をかけらるものの。
カスタムされたピストバイクな若者の視線に遠慮してしまいます。
昔のフレームなのにどうして綺麗なのと聞かれてしまう。

トランシーバーはないけれど。
あの頃、急激に増えたメッセンジャーを気取って
バッグを斜めにかけてペダルをこいで。
10年前からやってきたようなスタイルで。

今月は自転車で200キロ、クルマで1000キロ。
ジッと見ていた景色があたまの中を通り過ぎ。
各地の季節の移り変わりがダイレクトに伝わる。
雲に隠れる太陽でできた影ひとつでも
そのとき感じた風のひとつと同じように記憶は残る。
イメージチェンジの理由をたとえ忘れてしまっても。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-11-30 23:58 | PARIS

Carrefour

e0032988_23225393.jpgバターの香りが美味しいクッキー。
特別なパティスリーのサヴレもいいけれど
肌寒くなってくるとついつい手が伸びるビスケット。

日本のカルフールには少なくなりつつある
made in Franceな商品を探して購入。
香料の微妙な違いにエキゾチックを味わいつつ。
来年の春まで冬眠気分で少しずつ封を開けていく。

秋の夜長のカフェでのおしゃべり。
名前とそのヒトの雰囲気は似ているとか
延々と続くどうでもいい話。
だけど意外とうなずいてくれることが多くて。

母音と子音の組み合わせで発声される
言葉の音の硬さや柔らかさ。
母音の響きの余韻で心にのこる感じ。
生まれてから何年も呼ばれ続ける名前は深層心理に影響している。
そのヒトの持ってる空気感と名前は
このパッケージカラーの印象と
ネーミングの関係と同じように。

いつも惹かれてしまうヒトの名前には
たぶん同じひらがながあるから。
ジンクスみたいなこんな話。
占いみたいにきっとあたってる。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-10-29 23:25

Junzo Sakakura Architect

e0032988_23445468.jpg日仏学院の螺旋階段が好きになったら
一段ずつ調べてみたくなる坂倉準三のアーキテクトたち。

夏前に鎌倉の神奈川県立近代美術館で見た坂倉準三展。
この日は生憎の曇り空。
天気がよければ水面に反射する太陽の光で
スクリーンのような天井に
光と影が浮かび上がる。

たくさんのプロジェクトを観ていると
彼が携わった建造物には
昔あったはずの日本のスマートさを
うまく引き継いでいるのがわかるのに。

つい先日、汐留ミュージアムで見た坂倉準三展。
今はなきエールフランス航空・東京案内所の
写真はどれも素晴らしく。
どうしても昔の日本だとは思えない
ジャック・タチのプレイタイムのような
美しさ。

恥ずかしながら坂倉さんの名前は
昔ポンピドゥー・センターでみた
シャルロット・ペリアン展で知りました。
そんなフランスのフィルターを通して
好きになったからか建物を見に行くと
日本にいることを忘れることができました。

彼の建物に近づくといつも思う
全体からかもし出されるその雰囲気は
フランスの建物のなかにいる時に感じる
心地よさとほどよい緊張感と同じようで。
とても暖かい気持ちにさせられる。

そういつもフランスの印象と
同じだって思ってました。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-09-30 23:56 | PARIS

un peu de soleil dans l'eau froide

e0032988_10322548.jpgヌーヴェル・ヴァーグの映画を新しくみつけてしまった
そんな印象を持った小説。
1969年に発表されたフランソワーズ・サガンの
冷たい水の中の小さな太陽。
今年の夏のようにわずかばかりの陽射しみたいに。
決して熱くはならない涼しげなストーリー。

部屋からモニターをなくし
テレヴィをやめてしばらくが過ぎ。
その頃をさかいに古本屋をのぞくようになり。
好きなモノだけを研ぎ澄ましてる
そんなつもりになったりして。

店先で背表紙を眺めながら、
読みたかったと思っていた多くの本を探し。
指先に触れる紙の質感を感じながら斜め読み。
そんななか必然的に手にとってしまった、
けだるい夏の午後のようなトリコロールの装丁。

当時の社会問題はエッセンス的にほどこされ
男女の心の移り変わりが全編にわたり展開される。

結末ではなくて
その瞬間をどのように生きたかという
ヌーヴェルヴァーグの映画と同じく
その一瞬を鮮やかに映し出す刹那的な美しさ。

今年の夏の終わりのせつなさは
冷たい水の中の小さな太陽のように
本の中ゆっくりと流れていく。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-08-23 10:35 | PARIS

E71

e0032988_22563510.jpg

いつからか携帯電話のデジタル時計が
アナログの時計のようにゆっくりとずれていたり、
通話履歴が一日経つと消えている。
いつもまっ白な気分でいいような気もしていたけれど。

日本でも発売になるはずだったノキアE71。
本国での発表と同時に話題になり。
気になって調べていたら日本のキャリアも
準備をしていると噂を聞いて待っていました。
パンフレットにも掲載して発売される数ケ月前、
急遽決まった日本からの撤退で
幻の機種となってしまいました。

そんな気持ちはどこへいくのか。
いつものように記憶に残ったモノへの印象は変わることもなく。
日本以外ではどこでも簡単に手に入れられるノキア。
意外と手軽に輸入することができました。

日本語を使えるようにして、メールの設定。
ウェブ・ブラウザのインストール。
着信音はシャルル・ド・ゴール空港のチャイムの音をいれ。
メモリーカードにはたくさんの地図を。
スカイプものっけてネットで電話もチャットもOKです。
最後にSIMカードもいれかえメールアドレスを変更し気分を変えてもう一度。
ノキアのハンズ・フリーのヘッドセットも新しくして。
ソニー・エリクソンの腕時計ともブルートゥースで繋がり。
E71を鞄の中にいれておいても
誰からの着信かディスプレイに表示されます。

この文章も気持ちよくE71のキーボードで打っています。
タイプを打つストロークが心地いいタイプライターみたいな携帯電話。

一目ぼれは毎日の生活のなかでも、
自分しだいでどこからでもやってきて。
最初に好きになってしまった
一瞬のひらめきみたいなそんな感覚は記憶に残る。
そしてそれはきっとずっと変わらない大切な何か。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-07-26 23:03 | PARIS

Bon Mariage

e0032988_1936591.jpgフランス人の彼が
パリから持参したラデュレのマカロンと
ボクが持参した虎屋の生菓子。
妹の結婚式の前日に記念撮影。

この写真を眺めながら
これからはじまる甘みの強さや
食べたときの食感を思い期待しつつ。
違う国のお菓子なのに並べてみると
目指す到達点は同じようで。

君たちふたりをみていると
食事のセレクトや目もとの感じ。
エレガントというには遅すぎるテンポ。
先天的な変わらない似ている何かもたくさんあって。

ボクがフランスの
ロジェ・タロンの時計をしているように
彼が日本の渡辺力さんの時計をしているのを見かけたとき
興味へのセレクトの方向が近くておかしくて。
そのときなぜだか安心できたことは忘れません。

君が幸せであれば日本にいる家族も
これ以上うれしいことはなく。
長いあいだ両親と話した大切な時間
たまには思い出してね。

ラデュレと虎屋いつまでも選べない兄からの
祝辞とさせていただきます。
おめでとう。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-05-31 19:40 | PARIS

au revoir simone

e0032988_23462933.jpg列車になびく髪と
ワンピースのスカートに
いまのこの季節と同じ
さわやかな風を感じて。

眩しいレンズ・フレアと
ところどころにシーケンスされる
木の枝のシルエット。

エヴァーグリーンだと思ってた気持ちは
変わってしまうわけではなくて
ほんとはただ忘れてるだけ。

このプロモーションヴィデオを
観ていたら思い出して。

コーラスワークがはじまると
ほんの少しのスローモーションで
川面を右から左へとゆったり動くカメラ。
昔の記憶のような忘れられないショット。

映像でもそしてヒトの一生のなかでも
自分の気に入ったシーンに
めぐりあうのはほんの一瞬で。
だからよけいに頭の中に焼きつくのかも。

いまのこの季節
眩しい緑の木陰を歩いてみれば
木の葉の乱反射のようにフィルムがコトコト
回りはじめ頭の中に映写される。
そしてそれはきっと
エヴァーグリーンな映画のような短編。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-04-29 23:49 | PARIS

Francophonie2009

e0032988_23522161.jpg
ル・コルビジェの弟子の一人だった
坂倉準三によって設計された
このトリコロールな学校で。
先日行われたフランコフォニー・フェスティバル。
コラリー・クレモンの歌声を聴きに。
もう何年も前に見た彼女のあどけなさは別人のようになくなり。
すっかりおとなっぽい綺麗な女のコになっていました。


クスクスと羊の煮込み料理にほんの少しの白ワイン。
すべてが美味しくて満足していたら
眩しい光が気配でわかるように
突然現れた憧れの女のヒト。

見とれながら建物にもたれかかった時
手に触れた表面の荒っぽい仕上げが
ヨーロッパでのアーキテクトな旅を
急に思い出させてくれたり。

全体からかもし出されるその雰囲気は
フランスの建物のなかにいる時に感じる
心地よさとほどよい緊張感と同じようで。

自分のいる場所と気持ちの照準が合ったのか
心の中はなぜだかとてもリラックスしていました。

単純なボクはきっと
この場所にくるとずっと
このヒトのことを思い出してしまう。
フランス人の先生と話をしていたときの笑顔と真っすぐな視線。
物語を感じるような繊細な食事、
心揺さぶられる大切な音楽や
久しぶりに感動した映画とか
そんな気持ちが一度に吹き荒れて。
日仏学院で話をした人たちとの心地いい記憶と一緒に。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-03-31 23:53 | PARIS

deux xued

e0032988_23592231.jpgふたつきあればいろいろと
環境を変えることもできるんだと。

ダブル・タスクは昔から苦手なので
やっぱりそういうところは
女のヒトみたいに器用にはいかないと思いつつ。
一つのことばかり考えてた毎日。

年賀状も出さずに
寒中見舞いも間に合うことなくもう立春
あっという間に2月に入ってしまいました。

現実の毎日ではなかなか
好きなものが似ているヒトに出会うことはなかったけれど
そんなこともないような気がして。

興味のあるモノはずっと大事にしてきたから
逆に内緒にしていたのかも。
でもそれは止めて何処でも誰にでも話してみようと。
根拠のない自信が溢れてくるように。

デジタルの0と1みたいに
基本的な1が終わってやっと次のステップに
進めたような気分です。

おまけに春も来て
こんな風にハートマークに見えるあたまの中。
今年の始まりは立春からなんて
本年は旧暦気分で失礼します。
そう、もうすぐ春一番が吹くはず。
[PR]
# by helenanoguerra | 2009-02-04 23:59 | PARIS

framboise

e0032988_23425954.jpgパリのラデュレに勤めていた友人に会い
東京のラデュレでお勧めを教えてもらった
タルト・パッション・フランボワーズ。
ひさしぶりの美味しい食事の連続のしめくくりにして。

この日からもう一ヶ月近く経つのに
食欲というスイッチがオフになる気配もなく。
ひさしぶりでもないけれど頭の中はいつも食べモノのことばかり。

いつの間にかクルマで出かけることが多くなり
お酒を飲むことも無くなっていたボクですが
テニスを始めてから大きなペットボトルの水を持ち歩くようになって
カラダの新陳代謝が良くなったからか
ひさしぶりのワインが美味しくてたまりません。

煎茶の入れ方、
コーヒーのドリップの仕方
食事と食事の間の楽しみもまだまだたくさんあって。
ひさしぶりだけどこんな気持ち。

ラデュレに行ったとき
ケーキだけにしようと思っていたはずなのに我慢もできず
マカロン3つ袋にいれてもらい歩きながらほおばって。
ネチッっとした食感は
ひさしぶりにパリの感触の様なモノを少し思い出させてくれました。

今月のエル・ア・ターブルの
憧れのパリの味、ラデュレの秘密レシピをめくりながら
ひさしぶりに本気で料理を作ってみたくなっています。
[PR]
# by helenanoguerra | 2008-11-24 23:44 | PARIS