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EAU DE PARIS

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パリの水道局が企画して作りました。
もうパリの水も美味しく飲めるからということみたい。

EAU DE PARISの文字が印刷された
カラフのデザインやモノへの物欲というより。
このガラスに液体を注ぐと全てはパリの水になる。
こんなかわいいアイデアにやられて手にいれました。

パリから手元にくるまで
三名の方の手渡しで飛行機に乗って割れることもなく
無事ここまで来てくれましたそしてそんな三人に感謝。

見過ごしてしまいそうなブルーのデザインだけど
極端に重くガラスが分厚い粗雑な感じが
持ったときの気持ちの質感を高めます。
そしてプラスチックの
蓋もついてますがまともにしまることはありません。

レストランで
美味しいミネラルウォーターを飲むように
パリの硬水を頼めるようになる日がくるのかも。

乾燥したあの街で
水を飲む美味しさを教えてもらったボクに。
大切なカラフがテーブルの上にやってきました。
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by helenanoguerra | 2007-05-31 00:06 | PARIS

le gateau

e0032988_23283878.jpg後楽園の茶室で教えてもらった和菓子屋の芭蕉庵へ。
薦められた落雁、旭川を探しに。
岡山のアーケード街の中にひっそりとある本店で
生菓子とこの旭川を包んでもらって。

三色に染め分けた
淡い美しさは瀬戸内海地方特有な
温和な感じを表現したそうで赤は朝日を、白は朝霧を、
青は水をイメージしているそうです。

このやさしい色合いのように
しっとりした食感と和三盆の香りは
今までに食べたことのない落雁で。

トリコロールなメッセージを受け取り。
直島のモダンアートと同じように茶道のミニマムな感覚を感じ。
市電に乗ってゆらゆらと岡山駅へ向かいました。

茶道をはじめたこととか伝えたかったこと
すこし遅れてしまったけれど
やっと伝えることができました。

一期一会を逃してしまっても
いつかこんな風に話を聞いてくれる人が現れる。
そんな現実も悪くないものだと
新幹線の車窓から景色の移り変わりを見ながら
幸せな気持ちでいっぱいでした。
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by helenanoguerra | 2007-05-27 23:48 | PARIS

L'etrange

e0032988_23531477.jpg翌日の最終日に訪れた
日本三大名園の一つ、岡山後楽園。
藩主、池田綱正が訪れた時に使っていた延養亭からは
園内の景色が一望でき、歩きながら移り変わる景色を味わうことができる。

園内の一番大きな杉の木立の中にある茂松庵。
庭のなか数箇所ある移築された茶室とは違い
古くからある茂松庵にて裏千家の女性が一人
もてなしてくれてました。

正客の席に正座をし菓子のきびだんごと
クリーミーな抹茶を楽茶碗で頂き。
茶道を少し嗜んでいますと伝えたらゆっくりと
茶室から茶碗、掛け軸そして岡山の和菓子屋さんまで
いろいろなお話ができました。

話をしていると途中からふと同じシチュエーションを思い出し。
まだボクが小さかった頃、生前の自分のおばあさんに
何かを教わっていた同じ空気がそこに現れました。

お茶を楽しんでいた祖母とは
茶道の話をほとんどした記憶がない心残りが
しだいにそんな自分のおばあさんに話を聞いてるような錯覚を呼び起こし
なんだか嬉しいような懐かしいような不思議な気分で話を続けました。

そして最後にこれからが楽しみですねと別れの言葉をくれて。
お茶室を後にするその瞬間まで、
にこにこと見送ってくれた初老の女性とたくさんの話ができたこと
ボクには何故だかとても嬉しくて。
いつまでもお元気で。
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by helenanoguerra | 2007-05-24 23:54 | PARIS

100 LIVE AND DIE

e0032988_22315924.jpgすこし遅れてやってきた
遊園地のような長い列に並びます。
たくさんの安藤忠雄さんの建物へ。

島の中を一日かけて歩き回り
寝転がったり、暗闇の中ひかりを待ってたり
非日常は簡単に手に入るなんてヒントをもらったり。

旅行かばんの中に
小林秀雄さんの考えるヒントの文庫本を
入れてきたことを思い出して
帰りの新幹線で読んでいこうと思ったり。

そして島の最後にやってきた
直島コンテンポラリーアートミュージアムの円筒型。
ブルース・ナウマンのネオンを斜め横に置いてあった
マッキントッシュの椅子に座って眺めてました。

100の行動や感情にまつわるフレーズがランダムに灯り。
毎日の生活に様々な出来事が交互に起こっても
それは長い人生ではほんの一瞬だったかのように点灯します。

そして最後に室内の照明が落ちると、暗闇の中で全てが輝きます。
いつの日かそんな風にまっすぐ生きる道を見ないと
なんて問われているような瞬間を感じたり。

だけどどうしても
ネオンサインより手前にある影のシルエットが気になる
この性質は変わらなくて。
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by helenanoguerra | 2007-05-22 23:31 | PARIS

PRENDRE LA MER

e0032988_143773.jpgすこし遅れてやってきた
夏の海への憧れはいつの間にか
船旅の憧れにすりかわり。

翌日は朝から船に乗り出航。
真白なジーンズにボーダーのポロシャツを着て。
楽しみのひとつだったほんのわずかな乗船。

数台のクルマを載せたフェリーは
瀬戸内の沢山の島を通り抜け直島へ向かいます。
太陽とさわやかな潮風に吹かれ。
ゆったりと方向を変える舵取りの船室をみて。

記憶にうっすらと残る昔の船旅の印象とは違い。
あまりの気持ちよさに甲板からはなれられず。
下の客室に降りることはありませんでした。

到着する海の駅からはじまるミニマムなアーキテクト。
SANAAの軽い表情の建物がお出迎え。
その隣には大きな赤いかぼちゃも待ってます。

日焼け止めも塗らず帽子も被っていなかったから
島での日焼けをお土産にできました。
もう南の島は似合わないなんて言わせません。

ベネッセアートサイト直島
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by helenanoguerra | 2007-05-20 01:06 | PARIS

nuit blanche

e0032988_19570.jpgすこし遅れてやってきた
倉敷は昔からの商店街を散策。

カメラをモノクロモードに切り替えると
街全体がシャープなシルエットとして浮かびあがりました。
境内へ向かう階段を上れば
艶っぽい真っ黒な瓦屋根の連続した景色が目に入り。

民藝と、そして
おばあさんが映画セットの一部になってるような
味のある床屋さんを横目で見ながら。
まるでタイムスリップしてきた和菓子屋さんでお買い物。

大原美術館でイサム・ノグチの彫刻や
ヴァザルリーのネプチューンを見つけて。
疲れたらニコラハウスで休憩です。

ノスタルジックな時間がこの街全体を覆ってるようで
案内をしていたおじいさんたちは
バランスよく背景に溶け込んでいました。

そして日がくれれば街のあかりは美しく灯り。
白夜のような透き通ったブルーの空と対照的に輝く
大原美術館の白い建物を後にしました。
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by helenanoguerra | 2007-05-18 01:09 | PARIS

les vacances a la mer

e0032988_0313447.jpgすこし遅れてやってきた
ゴールデンウィーク、
早朝の新幹線に飛び乗って。

休みの前日になると決まって
遅くまで起きているから。
検札が終わってそのまま深い眠りについたら
岡山駅に到着していました。

新幹線のように乗っている時間が短いと
遠くへ着た実感もないから
そこからは単線の鈍行列車に乗って
児島という港まで向かいました。

思いっきり晴れた空と乾いた空気の中
海岸線を歩いて仙太鮨へ。

やさしい湖のような瀬戸内の海を眺めながら
ふっくらとした握りに満足して。

次の目的地倉敷へ向かいました。
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by helenanoguerra | 2007-05-15 00:33 | PARIS

Menthe au l'eau 

e0032988_2362752.jpgパッケージどおりの鮮やかな
人工的な緑色の綺麗な飲みものができあがります。

白いシャツを着てでかける日が多くなって
季節は夏のスイッチがはいったと気づくように。

フランスの乾燥した初夏を想うと
いつの間にかこのあまい飲み物を用意してる。

このミントシロップを1に対して水を7という割合が
オススメなんて作り方、サイドに印刷されてます。
他にもヨーグルトやアイスクリームにかけるよう指示されてますが
少し勇気がいりそうです。

喉の渇きを癒す為にペリエで割ったり
ミネラルウォーターに氷をいれて
身体をクールダウン。

サングラスをして
ストローでMenthe au l'eauを飲んでる
そんなふとした時間の空白を
後になって思い出すことが多くて
意外と大切な瞬間なのかもね。
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by helenanoguerra | 2007-05-10 23:36 | PARIS

Enfant

e0032988_22322137.jpg予定のない長い休み部屋で過ごす贅沢。
曜日がわからなくなるのが嬉しくて。
いつもより時間もゆっくり流れてくれる。

子どもみたいな行動は変わらないまま
五月の節句にちまきを用意。

さっくりとした上品な食感と
食べているときには、ほんの少ししか感じない甘みは
抹茶を飲む前にさわやかな余韻として現れました。

誕生日は自分を祝うのではなくて
生んでくれた両親に
感謝をする日なんて誰かが話していたこと。

部屋の掃除のひとだんらく
楽しみにしていた、ちまきをひとつ食べながら思い出しました。
でもそんな感謝ボクが親になればいらない気がします。

親孝行とかそんなことを考える前に、
上品な甘みの余韻みたいな印象として
子どもの行動は陽だまりの暖かい想いのように
いつまでも記憶にずっと残っていそう。
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by helenanoguerra | 2007-05-04 22:34 | PARIS