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e0032988_11551788.jpgカフェで頼んだカフェ・クレムが
カフェオレボウルでサーヴされると
いつも何故だか懐かしい気持ちになる。

茶道のように所作を気にしたこともなく
形から入り、形を抜けるということもなく
ものごころついた頃から身についていました。

右手には食べかけのクッキーや
バゲットを持っていてもかまいません。
左手だけでお行儀わるくいただきます。

どんな習い事でも、もっとも大切なのは基礎で
その基本をしっかり身につけてはじめて
奥深い世界が開けてくるものです。

カップのへりに人差し指をひっかけて親指は手前に、
そして残りの指は奥の側面の曲面に沿わせるようにしてバランスをとります。
そうすることによって片手でもある程度の大きさのボウルになっても
バランスを取ることが可能です。

小さな頃ごはんの茶碗の持ちかたがおかしいと
いつも直されていた持ちかたでした。
大きくなって片手で同じように飲んでいるたくさんのフランス人を
見つけたとき何故だか懐かしい気持ちになりました。

茶道の所作のように一見研ぎ澄まされたような動き。
動作すべてに意味があるといわれますが。
そのなかに適当感が醸し出されるカフェ・クレムのいただきかた。
会話の中の穏やかな空気をつくる
心を表現するための一手段であると
申し上げたいと思います。
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by helenanoguerra | 2008-04-20 11:56 | PARIS
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